【シーズン11使用構築】バンバリザドヒド【最終118位】

 

シーズン11お疲れさまでした。

使用していた構築を紹介します。

 

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f:id:pokeroller:20180629234846p:plain 構築概要

 ・キョダイマックスリザードン+受けサイクルf:id:pokeroller:20201102215616g:plainf:id:pokeroller:20201102215703g:plainf:id:pokeroller:20180830225020p:plain

珠を持ったCSキョダイマックスリザードンが、相手のダイマックス一部の襷持ち(f:id:pokeroller:20201102220013g:plainf:id:pokeroller:20201102220019g:plainなど)を除けば、環境上位のかなり広範囲の相手を殴りつつ制圧できると感じたところから構築をスタート。リザードンを初手にダイマックスさせる構築も存在することから、リザードンを構築に採用して初手投げすることで、相手の襷持ちを初手に誘うまたはリザのダイマックスに対応するために相手の初手ダイマックスを誘発することができると考え、こちらは一度交換することでそれらをいなし、相手の対リザードンの策を不発に終えさせてから再度リザードンを展開することで有利に対戦を進めることができるのではないかと考えた。

 

初手で引くという前提がある以上、裏は2体で広範囲に受け出しを成立させる必要がある。そこで最初に思いついたのは前期に結果を残しているハピナス+モジャンボの並びだったが、この並びはモジャンボがダイジェットを抜群で通してしまうのが辛く、特にパッチラゴンなどに対してはモジャンボダイマを切らざるを得ない展開が多くなってしまい、リザードンの性能を十分に活かすことが出来なかった。

 

そこで、パッチラゴン及びホルードなどの物理地面にある程度受け出しが効き、ダイジェットに対してもダイマックスを切らずに耐久が足りそうなバンバドロをまず採用。反面、バンバドロは水ウーラオスに対して隙を見せてしまうため、アシレーヌなどのメジャーな特殊にある程度受け出しが効きつつ水ウーラオスにもタイプ受けができるドヒドイデを採用して構築の軸とした。副産物ではあるが、バンバドロのステロ+吠えるとドヒドイデの毒々によって、この型のリザードンが苦手とする受け回しに強めに出られることも評価できるポイント。

 



対面選出の確保f:id:pokeroller:20201102221812g:plainf:id:pokeroller:20201102221819g:plain

特に攻めに寄った構築を相手する場合、リザードンを選出しつつ2体で受けサイクルを成立させるということが難しい場合も考えられる。そこで、そのような場合の別プランとして、ダイマ+襷+スカーフの対面的な選出を用意することとした。

 

まず襷枠として、リザードンが苦手としがちな相手のダイマックスに対してダイマを切らずに切り返せるポットデスを採用。このポケモンを採用することで、初手ダイマリザードンで2体倒した後相手のラス1ダイマに3タテされたみたいな悲しい事態に陥るケースを極力減らすことができる他、バンバドロ+ドヒドイデのサイクルで受けることができない相手のポットデスに対するストッパーとして働くことができるのも重要。同じく受けられないポリゴンZのノーマル技を透かすことができるのも偉い。

 

スカーフ枠には、ダイジェットをしてくるパッチラゴンやホルード、スカーフ持ちのポリゴンZなどに対してストッパーとして働くことができるヒヒダルマを採用。本構築は軸に受けポケモンを採用しているため初手に投げて蜻蛉帰り→受けの選択肢が取れるのも強く、特に相手の初手が襷持ちだった場合はその襷を潰してラス1リザードンで詰めるといった動きも選択肢に入れることができる。

 

 

 

ダイマ枠としてのパッチラゴンf:id:pokeroller:20201102223915g:plain

 ここまでの5体は、リザードンを除いてダイマックスを積極的に切りたいポケモンではなく、特にハピラキなどのリザが明確に止まってしまうポケモンがいる構築と対戦する際に強いダイマックスの切り方ができない対戦が増えてしまうことが考えられる。そこで、単体性能が高く、それらを含む幅広い範囲の構築に対してダイマックスによる活躍が見込めるパッチラゴンを最後に採用した。構築の構成上基本的にはリザードンを優先して出していくことを考えていたが、このポケモンは構築にいるだけで圧力が大きく、相手の選出に影響を与える効果が期待できるので、選出率が低くなってしまうかもしれないこの枠に最も適したポケモンであると考えた。

 

 

 

 

 

 f:id:pokeroller:20180629234846p:plain 個別紹介

バンバドロf:id:pokeroller:20201102215703g:plain

特性:持久力

性格:腕白

配分:252-0-252-0-0-4

持ち物:オボンの実

技構成:地震/ステルスロック/吠える/眠る

調整の意図:

ドヒドイデを意識してS4振り

 

カバリザのカバの代わりに一番上に配置されたポケモン()

対パッチラゴンを考えると持ち物はカゴの実の方が良い(珠パッチラゴンのダイジェット→ダイドラグーン→ダイドラグーンをオボン込みでも耐えないため、2ターン目で眠る必要がある)が、こちらのパッチラゴンの圧力もあってホルードの方が被選出率が圧倒的に高く、それに対応するべくオボンでの採用。これにより地震を3耐えするため、ホルードに対して1サイクル目で眠らなくても2サイクル目を回すことができる。

初手でリザとホルードが対面した際、このポケモンに引くことで岩技を低負担で受けつつ持久力を発動させ、相手が引かざるを得ない状況に追い込みつつステロを撒くことでホルードの襷を潰すムーブが強いのでステロは確定。先述のようにステロ+吠えるによって受け回しに強めに出られる(身代わり小さくなるラッキーに起点にされずにステロが撒ける)他、構築内で他に明確な対策がないペンドラーバトンに対してもイージーウィンを取れると期待できる吠えるを次に採用。眠るはカゴがないので打つ場面は多くなかったが、他に特に欲しい技がなく、詰ませやTODの勝ち筋を取ることができた対戦もちらほらあったのでそのまま採用した。

 

 

 

リザードンf:id:pokeroller:20201102215616g:plain

特性:猛火

性格:臆病

配分:0-0-4-252-0-252

持ち物:命の珠

技構成:オーバーヒート/暴風/ソーラービーム/身代わり

 

本構築のエース。

今回は裏に受けポケモンを採用している関係上、例えば初手ダイマで1体倒した後裏から切り返そうとするポケモンが出てきた際に一度引っ込めるという選択肢を取ることができる。その場合リザが再度場に出た際は非ダイマで動くことになるため、その時に動きやすいよう炎技はブラストバーンではなくオーバーヒートを採用した。暴風は最大火力のダイジェット媒体となるのももちろんだが、相手にダイストリームを打たれて雨になり、オバヒが打ちづらくなったときに安定高打点を取ることができるという意味でも重宝した。

当初はパッチラゴンなどへの有効打となる龍の波動を採用していたが、バンバドロの圧力からかパッチラゴンの被選出率が低く、打つ場面がかなり限定的であったためダイソウゲンの媒体となるソーラービームに変更した。今期はこの技を全く警戒してこない相手も少なくなく、特に身代わりやダイウォールを見せた後は完全に無視されることが多かったため、不意の一撃で勝率の底上げに貢献してくれた。

身代わりの主な用途は、初手でダイマックスを切った後に相手の切り返しダイマのターンを枯らすことと、事前にキョダイゴクエンを打った後死に出しで出てくる相手の襷っぽいポケモンの前でダイウォールを打って襷を潰すこと。どちらの動きも決まったら勝敗を決めるレベルのアドを取れることもあり、必須級の技であると感じた。

 

 

 

パッチラゴンf:id:pokeroller:20201102223915g:plain

特性:張り切り

性格:陽気

配分:0-252-4-0-0-252

持ち物:ラムの実

技構成:電撃嘴/逆鱗/燕返し/身代わり

 

(当てれば)単体性能最強の裏エース。

当初はシュカの実の採用を考えていたが、裏エースであることもあって刺さっている構築以外には出さない場合が多く、思いの外地面技を受けるケースが少なかったため無難にラムで採用。構築単位で重いロトムの鬼火に耐性ができるのが強力だった。

構築上このポケモンが初手ダイマするケースも往々にしてあるため、リザと同様に相手の後発ダイマを枯らせる身代わりをこのポケモンにも採用。選出した対戦はほとんどのケースでダイマックスすることからダイウォールが欲しい場面も多かった他、ドヒドイデの前で身代わりを残して裏のモジャンボを強引に突破するような動きもできてなかなか優秀だった。読まれない身代わりはつよい。

 

 

 

ポットデスf:id:pokeroller:20201102221812g:plain

特性:砕ける鎧

性格:控え目

配分:0-0-4-252-0-252

持ち物:気合の襷

技構成:シャドーボール/アシストパワー/ギガドレイン/殻を破る

 

個人的に最も性能が高いと考えていた襷枠。ホルードの石化が無効なところが偉い。

殻を破るによる切り返しももちろんだが、素のCが十分高いため岩石封じなどの物理技に無理やり後投げして砕ける鎧を発動させることで上から殴るという動きも状況によっては強いことがあった。ハピナスシャドーボールがない限りは受けを成立させず、ラッキーに至ってはガン起点にすることができるため受け回しにも積極的に選出した。ピクシーが天然でもアシパの技威力が上がるところもつよい。

襷を潰されてしまうと一気に性能が落ちてしまうため、ステロやまきびしを撒いてくる相手がいる場合は選出を慎重にする必要があった。

 

 

 

ヒヒダルマf:id:pokeroller:20201102221819g:plain

特性:五里霧

性格:陽気

配分:4-180-4-0-68-252

持ち物:拘りスカーフ

技構成:氷柱落とし/馬鹿力/ストーンエッジ(or思念の頭突き)/蜻蛉帰り 

調整の意図:

・C177サザンドラの龍星群最高乱数以外耐え

・A182ウーラオスの水流連打の乱数が動くためH4振り

 

火力と技範囲が優秀なスカーフ枠。

メインウェポンの氷柱落としとポリZ及び受けが成立しない悪ウーラオスへの打点となる馬鹿力に加え、キュウコンに壁を貼らせずに倒すことができ、構築単位で軽くないリザードンやヒトムを初手でワンパン出来るかもしれないストーンエッジを採用。初手襷に対して先述の立ち回りをするために蜻蛉も必要なため、ガルドへの打点となるフレドラなども欲しかったが採用を断念した。なお、相手のダイマ水ウーラオスに何度もボコられたため最終日の深夜にエッジを思念に変更してみたが、その後だけで2体の水ウーラオスを葬ったものの起点になったりなんだりで結局その2試合は両方負けてしまったため、必要かと言われると微妙。

サザンドラの大文字搭載率が下がっていたため耐久ラインは龍星群に設定。初手でスカ―フ水ウーラオスと対面した際、全てのケースでインファイトではなく水流連打を打たれたためそれを意識してHに4振りした。

 

 

 

ドヒドイデf:id:pokeroller:20180830225020p:plain

特性:再生力

性格:穏やか

配分:252-0-84-0-172-0

持ち物:黒いヘドロ

技構成:熱湯/毒々/トーチカ/自己再生

調整の意図:

・陽気ホルード地震最高乱数以外耐え

 

最も性能が高かったと感じているクッション枠。

このポケモンを使う以上はTODを明確な勝ち筋として視野に入れる必要が出てくるため、身代わり瞑想をしてくるアシレーヌハピナスにも問題なくTODができる黒い霧が欲しくなる場面もあったが、切れる技がないため断念した。トーチカはダイマターン削りに使えるのはもちろん、ラムパッチラゴンに交代際毒々を打ってラムを消費させた後毒を入れてサイクルを有利にするのなどにも役に立った。

ホルードに対して突っ張って熱湯を押して倒し、相手のドヒドイデ突破手段を奪って詰ませる展開が往々にしてあったので、ギリギリその立ち回りを正当化できるBを確保し、残りは元々の採用理由を考えてDに回した。ホルードに限らず相手の選出内でこのポケモンを処理するルートが多くないケースでは、このポケモンダイマックスを切って被役割対象の攻撃を無理やり耐え、返り討ちにして詰ませるという展開も意外にまあまああった。

熱湯をやたら急所に当てる割に全然焼いてくれなかったため、「努力の方向性を間違えるな」と何度も言い聞かせた。ただ、催眠ゲンガーに対しては素晴らしい自覚を発揮し、HPをほとんど残したまま突破するケースが多かったのでそこは助かった。あと最後の数戦で急にめちゃくちゃ焼いてくれたのもよかった。

 

 

 

f:id:pokeroller:20180629234846p:plain 選出パターン

ダイマックス+受けサイクル(f:id:pokeroller:20201102215616g:plainorf:id:pokeroller:20201102223915g:plain)f:id:pokeroller:20201102215703g:plainf:id:pokeroller:20180830225020p:plain

本構築のコンセプトでもある選出。先述のような初手で圧力をかけつつこちらは一度引く立ち回りももちろんあるが、初手で有利対面が取れた場合はそのままダイマックスを切って数的有利を取り、状況によっては相手の切り返しダイマを身代わりでいなしつつ受けサイクルで逃げ切るような展開も狙っていくことができる。

 

 

対面選出(f:id:pokeroller:20201102215616g:plainorf:id:pokeroller:20201102223915g:plain)f:id:pokeroller:20201102221812g:plainf:id:pokeroller:20201102221819g:plain

相手を殴り続ける選出。ヒヒダルマは技範囲は広いものの技が固定されてしまうため、数的有利を取ってから出さないとタイプ受けされて簡単に止まってしまう場合が多い。そこで、初手で蜻蛉を打ちづらいこの選出では、仮に相手の6体全てにダルマが有利だとしても極力初手には置かないよう留意した。

 

 

ダイマ+クッション+アタッカー(f:id:pokeroller:20201102215616g:plainorf:id:pokeroller:20201102223915g:plain)(f:id:pokeroller:20201102215703g:plainorf:id:pokeroller:20180830225020p:plain)(f:id:pokeroller:20201102221812g:plainorf:id:pokeroller:20201102221819g:plain)

所謂攻め2受け1選出。主にポットデスやダルマが刺さっている場合やどちらかをストッパーとして用いたい場合で、対面選出では展開が見えづらいときにこのパターンで選出した。このパターンは対面選出と違い一度クッションに引く選択肢が取れるため、積極的にダルマを初手に置いて蜻蛉帰りから展開することができる。そのため、相手にリザやヒトムがいる場合など、ダルマを初手に合わせに行きたい構築に対してもこの選出を多用した。

 

 

その他、受け回しなどの特殊な構築に対してはこれら以外の選出も柔軟に行った。

 

 

 

 

 

 

 f:id:pokeroller:20180629234846p:plain 結果

 最終118位 最終レート2009

 

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最終2桁を目標にやろうと思っていたが、今期のデフレ具合を見てレート2000が最終2桁と近いラインになりそうだったのを確認した。古い人間なため未だに順位よりもレートの方が目標としてしっくりくるのでレート2000に目標を変更。惜しくも2桁は行けなかったが、目標は達成できたのでよかった。

 

完全に余談だが、今期はポケモンやろうと思ったときに鎧の孤島を買っておらず、しばらくランクマから遠ざかっていたこともあってそのストーリーをクリアしてから潜り始めると1ヶ月という制約では時間が足りなくなると考えたため、DLCなしの状況で対戦することとなった。少なくともしばらくはがっつり潜ることはないかと思うが、次やるとしたらウーラオスを使ってみたい。あのポケモンまじで何回も崩壊させられたつよすぎ。

 

 

 

それでは今回はここまでになります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

シーズン12以降も潜られる方はぜひがんばってください。影ながら応援しています。