S21最終17位 - ザシアン軸命中90スタン

 

シーズン21お疲れさまでした。

使っていた構築を紹介します。

 

 

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f:id:pokeroller:20180629234846p:plain ザシアンを強く使いたいf:id:pokeroller:20210829151910g:plain

数値・タイプ・特性・覚える技のどれを取っても非の打ちどころがなく、禁止伝説の中でも抜群の性能を誇るザシアンですが、当然ながらその分対策も進んでおり、その性能を最大限活かすためには他のポケモンとの連携を取ることが不可欠だと感じました。そこでまず、ザシアンを絡めてどのような動きができれば強い展開を作れるか、というところから構築をスタートしました。

そして、結論から述べると、ザシアンの性能を活かす強い動きは、主に以下の3点があげられるのではないかと考えました。

 

1. ザシアンで相手の受けを削るないし突破し、裏のポケモンを通す。

2. ザシアンの圧力で汎用性低めな受けポケモンを場に出させ、裏のポケモンでそこを起点に崩す。

3. サイクル下で相手を削り、最終的にザシアンまたは裏のポケモンの一貫をつくる。

 

以下で1つずつ説明します。

 

 

1. ザシアンで相手の受けを削るないし突破し、裏のポケモンを通す。f:id:pokeroller:20210829152537g:plain

例えば相手の物理受け枠がランドロスカバルドン、サンダーだった場合、ザシアンに受け出させることができれば致命的なダメージを与えることができ、それらのポケモンでさらに別のポケモンを受ける、ということが難しくなります。

そこで、ザシアンで有利対面を取って敢えてザシアンに物理受けを投げさせ、そのままザシアンで突破ないし大きく削りを入れ、こちらの裏の高速物理アタッカーで一貫を取る、という動きは、物理受けを複数体採用した相手でなければ再現性が取りやすいのではないかと考えました。

そこで本構築はスカーフエースバーンを採用し、ザシアンが物理受けを削った後一貫を取りに行く役割を担ってもらうこととしました。エースバーンである理由については後述します。

 

 

2. ザシアンの圧力で汎用性低めな受けポケモンを場に出させ、裏のポケモンでそこを起点に崩す。f:id:pokeroller:20210829151517p:plainf:id:pokeroller:20210829152734g:plain

1. の戦術はザシアンに対して受け出してきた物理受けが疲弊している前提で成り立つため、例えばヌオーやウインディのようなザシアンに何度も受け出して回復が間に合ってしまうような相手には通用しません。ですが、そのようなポケモンは蜻蛉帰りのような展開をつくる技を覚えず、また、特にヌオーは次サイクルでもザシアンを受けるためじゃれつくを受けた後は自己再生を選択せざるを得ないため、そこでこちらは受け出しを成立させにくいポケモンに交代し、そこから崩しを狙っていくことができるのではないかと考えました。

今回、本構築で採用したポケモンは眼鏡ラティオスとウオノラゴンになります。こちらもその理由は後述します。

 

 

3. サイクル下で相手を削り、最終的にザシアンまたは裏のポケモンの一貫をつくる。f:id:pokeroller:20180629222110p:plainf:id:pokeroller:20180830221335p:plain

ザシアンの強みとして、火力が非常に高いだけでなく、アタッカーとしては非常に耐久が高く、またタイプも優れているため、積極的にサイクル参加できるという点も挙げられます。そこでそれを活かし、サイクル下で相手を削って場合によっては何度もザシアンを場に出し、相手のサイクルを先に疲弊させてこちらのザシアンないし裏のポケモンを通すという動きができるのではないかと考えました。

サイクルの中でも特にウインディやファイヤーを相手にする際は、ステルスロックを撒けているかどうかでザシアンの通しやすさが大きく変わります。そこでステルスロック撒き要員としてカバルドンを採用。また、ザシアンが不利対面を取ってしまった際の引き先の1つとして、HB振りのゴツメサンダーを採用しました。例によってその理由は後述します。

 

 

実際の対戦ではこれらのうち通しやすい戦術をなるべく柔軟に選んでいく必要があります。そこで、次に説明するように、なるべく多くの自然な選出パターンを組めるように各ポケモンの型を決定しました。

 

 

 

 

f:id:pokeroller:20180629234846p:plain 個体紹介

カバルドンf:id:pokeroller:20180629222110p:plain

特性:砂起こし

性格:腕白

配分:252-0-12-0-244-0

持ち物:オボンの実

技構成:地震/ステルスロック/欠伸/吹き飛ばし

調整の意図:

・B11n

・C197ムゲンダイナのダイマックス砲をオボン無しで2耐え(目安)

・C217黒バドの眼鏡アストラルビット確定耐え

 

サイクル下で有利になるステルスロックを、特に強く使えるポケモンとして採用しました。

同じくステロ+欠伸ができるラグラージと採用を迷いましたが、採用の決め手となったのは「砂起こし」という特性です。この特性はザシアンとの相性が非常によく、ザシアンの苦手とするウインディネクロズマの回復量を制限したり、ヌケニンを砂+ステロで確実に葬ったりできることに加えて、こちらのカバ+ザシアンには通らない砂の削りが想像以上に大きく、これによって確定数がずれることも少なくありませんでした。当然のことですが、改めて場に出ただけで4/16のHPを削ると考えたらそりゃ強いわって感じがします。

配分としては、特にムゲンダイナに後出したり、対面からステロ+欠伸をしてもらうことが多かったので、HDに寄せた配分にしています。少し後述しますが本構築は黒バドレックスが少し重めになっており、そのバドレックスに対して眼鏡リフスト以外は一度は動いて流せるというのもポイントです。

今期は吹き飛ばしを切って怠けるなどを採用しているカバルドンが多かったのかこのポケモンの前で身代わりを貼られる機会なども少なくなく、本構築において吹き飛ばしは必須の技であると感じました。

 

 

ラティオスf:id:pokeroller:20210829151517p:plain

特性:浮遊

性格:臆病

配分:0-0-4-252-0-252

持ち物:拘り眼鏡

技構成:龍星群/サイコショック/マジカルフレイム/トリック

 

眼鏡サイコショックと拘りトリックによって、古のサイクル崩しをすることができる眼鏡ラティオスを採用。

特に今期の受け回し系の構築は未来予知などの最近のトレンド的な崩し方の対策をかなり研究されていた印象ですが、逆に古の崩し方をするこのポケモンは全く警戒されておらず、またラティオス特有の強みとして受け回し系に入っているムゲンダイナはほとんどの場合上を取っているので、それも相まって受け回しには圧倒的に強く出ることができました。記憶している限りでは、ガッツリ受けに寄ったムゲンダイナ入りの受け回しには一度も負けていないと思います。

その他、受け回し系に限らずとも上述のようにヌオーやウインディなどの物理受けがいる構築で、龍星群とサイコショックの両方を安定して止めることができるポケモンがいない構築に対しては積極的に選出し、相手の構築を大きく崩してくれました。腐っても眼鏡龍星群の火力は馬鹿にならず、龍星群2連発では倒せない例えばバルジーナのような相手も1発目で半分以上入れば回復技に合わせて一度引き、少し削れた状態で相手に交代させることで次のサイクルで崩すような動きもできました。また、ザシアンとのタイプ補完が非常に優れており、2体でサイクルを回したり詰め筋として拘りトリックを決めたりできるのもラティオスの採用理由の1つです。

ザシアンがいる構築に対して選出せざるを得ないときは、ヌオーなどとの有利対面で気合を入れてマジカルフレイムを打つことを徹底していました。

 

 

ザシアンf:id:pokeroller:20210829151910g:plain

特性:不撓の剣

性格:意地っ張り

配分:188-236-4-0-4-76

持ち物:朽ちた剣

技構成:巨獣斬/じゃれつく/ワイルドボルト/電光石火

調整の意図:

・H16n-1 & 6n-1, A11n

・A197ランドロス地震を乱数2個切って耐え、A132カバルドン地震+ゴツメ2回を最高乱数以外耐え

・C217黒バドレックスの眼鏡アストラルビットを最高乱数以外耐え

・H215-B187カバルドンを巨獣斬で確定2発

・ミラー意識でなるべくSを高く

 

言わずもがな本構築の軸になるポケモンです。

高い性能を誇る巨獣斬と、裏の一貫を作るためにサンダーに打ったり、自己再生を強要するためにヌオーに打ったりするじゃれつくは個人的に外せないと考えていて、残り2枠には打てる相手が多いワイルドボルトと、自身の詰め性能を上げる電光石火を採用しました。インファイトや剣の舞の採用も考えましたが、前者はヒードランの被選出率が低く打つ相手が限られると考えたこと、後者は本構築に求められるザシアンの役割を考えると、例えばサンダーに対しては静電気を引いたとしても突破さえしてくれれば裏の一貫が作れるためそれほど接触回数を気にする必要がなかったり、カバルドンなどの削りによって自身が詰め筋になる際にも舞わずとも火力が足りる場面が多いと判断して、採用を見送りました。

努力値配分ですが、後出される物理受けをなるべく突破するべくAを高くキープし、残りでなるべく広範囲のポケモンに対して安全に突っ張れる耐久と、ザシアンミラーでたまには上を取れそうなラインのSを確保しました。副産物ですがSがラティと同速であり、初手のムゲンダイナ対面の特性順でこちらの方が早いと分かった場合ラティでも上がとれるということがわかるため、そのような場面で立ち回りを安定化させることができました。

当初の想定通り、本構築におけるザシアンは期待通りの活躍を見せてくれました。

 

 

サンダーf:id:pokeroller:20180830221335p:plain

特性:静電気

性格:図太い

配分:252-0-252-0-4-0

持ち物:ゴツゴツメット

技構成:放電/ボルトチェンジ/熱風/羽休め

調整の意図:

・ミラーでなるべく後攻ボルトチェンジをするためS無振り

 

タイプと特性によって状況次第で相手のザシアンへの後出しが弱くない行動になりつつ、こちらのザシアンが苦手とするランドロスやエースバーンへの後出しを成立させ、さらにそのランドロスの裏にいるドヒドイデカプ・レヒレといった水タイプにも弱くなく、その上回復技と対面操作技を覚えるという、破格に優遇されていると感じるポケモン。ザシアンとの相性補完もよく、本構築でサイクルを回す上で唯一無二の性能を持っています。

当初は電磁波を採用していましたが、当てたい相手に電磁波が通ることが少なく、また、電磁波を押したら相手が先攻で接触してきて静電気を引き、電磁波が不発に終わるということが何度かあって勿体なく感じたため、放電とボルチェンを両立した構成で使用しました。どちらか片方を見せるともう片方は完全に切った立ち回りをされるので、状況次第でそれを利用してアドを稼ぐことができました (ボルチェンをドヒドイデにトーチカされた次のターンは熱湯を打たれることが多く、そこに放電を合わせるなど)。

暴風は当たらないので熱風採用。正直地面タイプに対して打つ機会が多かったので暴風でもよかったですが、ゴツメランドやオボンカバは熱風一発でザシアンの巨獣斬2発圏内に入るため命中率を重視しました。

初手の相手のザシアンに後投げするようなプレイングは、運がよくない限り簡単に数的有利を取られる弱い行動なので、ザシアンミラーは一度巨獣斬で削ってからこのポケモンのゴツメで倒しに行くようなムーブを多用しました。そのタイミングで相手がゴツメランドなどに引いてきても有利対面ができる点も強かったです。

 

 

エースバーンf:id:pokeroller:20210829152537g:plain

特性:リベロ

性格:意地っ張り

配分:0-252-0-0-4-252

持ち物:拘りスカーフ

技構成:火炎ボール/飛び膝蹴り/思念の頭突き/蜻蛉帰り

調整の意図:

・DL意識でD4振り

 

ザシアンが相手の物理受けを突破した後に一貫を狙うポケモンは、相手の禁止伝説を倒す必要があります。その中でも特に採用率の高い相手のザシアンについては高い勝率をキープできないとレートを上げるのは難しいと考えたため、この枠に採用するスカーフ枠としては、上からザシアンをワンパンできるヒヒダルマとエースバーンから選択することにしました。

エースバーンを最終的に選択した理由は、HP管理のしやすさにあります。両者ともステロが抜群なため、ステロ+他の要因で削られたりしてしまうとザシアンの電光石火圏内に入って詰めに失敗してしまう可能性が考えられます。そこで、火炎ボールという超優秀技を持ち、フレアドライブを採用せざるを得ないヒヒダルマと違ってHPを高くキープしやすいエースバーンを今回は採用しました。特にザシアン入りに対しては、一度初手にエースバーンを投げてザシアンを流し、そこから展開を作っていくこともありましたが、ヒヒダルマで同じことをしようとするとゴツメ枠に引かれた際にフレドラでこちらも削れてしまうため、その立ち回りを安定させるのは難しいのではないかと考えられます。また副産物として、相手のヒヒダルマサザンドラを確実に抜いている点も強かったです。

思念の頭突きはほとんど打たなかったので他の技でもいいですが、命中安定の捨て身タックルが環境的に一貫しにくいと考えたのもあり、そのまま採用し続けました。黒バドに打てるダメ押しの採用も考えましたが、不意打ちをケアされるこのポケモンが黒バドにダメ押しを当てる場面が実際に来るのかどうかは未検証です。

余談ですが、当初はザシアンのSを落としてメタモンにコピーされてもこのポケモンで抜けるようにしていました。しかしながら、襷メタモンが増えていたり、リスキーな行動を仕掛けてくるメタモンが多かったりであまり機能しなかったため、メタモンの個体数がそれほど多くなかったものあり「メタモンにはサンダー投げて2回触れさせて静電気で麻痺らせて処理するわ!」と割り切ってザシアンのSを上げました。その後メタモンにザシアンをコピーされることはなかったため、その判断が吉と出たのか凶と出たのかは謎のままです。

 

 

ウオノラゴンf:id:pokeroller:20210829152734g:plain

特性:頑丈顎

性格:寂しがり

配分:252-132-0-0-124-0

持ち物:突撃チョッキ

技構成:エラ噛み/龍星群/噛み砕く/岩石封じ

調整の意図:

・C222カイオーガの眼鏡雷を少し余裕をもって2耐え

・C217黒バドレックスの悪巧みアストラルビット(≒C197珠+1アストラルビット)を最高乱数以外耐え

・岩石封じ+龍星群でH165-B120-D100ウオノラゴンを命中率非考慮で97%程度倒せる

 

前章では崩し枠と紹介しましたが、実際には崩しに加えてこの構築の穴埋めを兼任する、ちょっと変わったウオノラゴンです。

ここまでで本構築はカイオーガと黒バドレックスが重めなため、崩しを兼ねつつそこを見れるポケモンとして採用しました。特にカイオーガに対してはザシアン対面から引くことで比較的安全に水技に対して受け出し、そこから雨タダ乗りエラ噛みで相手を大きく崩していくことができます。もし突っ張られた場合も岩石封じ1回で準速までのスカーフでないカイオーガをちょうど抜くことができ、そこから先攻雨エラ噛みで殴っていくことができます。また、黒バドと対面を取れれば相手は鉢巻エラ噛みの圧力を考慮せざるを得ず、まず間違いなく突っ張ってくるので噛み砕くで返り討ちにできるのもポイントです。

その他、展開次第で相手のウオノラゴンが厳しくなる場合、エラ噛みへの受け出し先としての役割も担ってもらいました。その際、岩石封じ+ドラゴンダイブでは命中非考慮でも8割程度でしか落とすことができないためとても信用できる確率ではなく、逆鱗を打ってしまうと裏のザシアンに無償で舞われて悲惨なことになったりするので、火力がギリギリ足りている龍星群を採用してみました。この技自体の使用感は悪くなかったですが、性格はBに下降補正をかけざるを得ず、せっかくHPに振っているのに鉢巻エラ噛みがそこそこいいダメージになってしまうのは残念なポイントでした。

自然に黒バドとの対面を取るのがなかなか難しく、思い通りに黒バドを倒せないことも多かったですが、砂下で黒バドに死に出すと必ず砂かきを警戒されるため、それを利用して一度交代させて裏を倒し、砂が終わって再び黒バドが来てもその攻撃を耐えて噛み砕くで返り討ちにするという立ち回りを途中で思いつきました。これが通るのであれば黒バド入りに対する立ち回りの幅が広がるかと思いましたが、結局思いつくのが遅すぎて次に黒バドに当たる前に潜るのをやめてしまったため、真相は闇の中です。

 

 

 

実際の対戦では、これらのポケモンを組み合わせて選出を作っていきます。

次章でその一部を軽く紹介して、記事を締めようと思います。

 

 

 

 

 

f:id:pokeroller:20180629234846p:plain 選出パターン

3体の並びは順不同です。最初に書いてあるポケモンを毎回初手に投げるわけではありません。

 

ザシアンサンダーエースバーンf:id:pokeroller:20210829151910g:plainf:id:pokeroller:20180830221335p:plainf:id:pokeroller:20210829152537g:plain

主にザシアンミラーで用いる選出。よくある立ち回りパターンとしては既に述べたように、こちらのザシアンで相手のサンダーやランドロスカバルドンに削りを入れたり突破したりした後、こちらのエースバーンの一貫を狙う立ち回りが挙げられます。展開次第では相手の地面タイプが重めになりますが、そもそも相手の地面タイプはこちらのウオノラゴンが選出時点で強く牽制しており、それでも地面タイプを選出する場合はウオノラゴンに対する明確な回答が求められるため、そこから相手の選出を予測して展開を作っていくことができます。

この選出のおかげでザシアンミラーで勝率を確保できたことがレートを上げる上で非常に大きかったように感じます。

 

 

ザシアンサンダーウオノラゴンf:id:pokeroller:20210829151910g:plainf:id:pokeroller:20180830221335p:plainf:id:pokeroller:20210829152734g:plain

主に相手のザシアン入りにウオノラゴンがいる場合や、ザシアン+ヌオーなど、ザシアンとラティオスでは崩しにくい相手に対して選出します。

黒バドレックス入りにも時々選出しましたが襷を残される展開が厳しく、この選出をした際にはあまり勝率が高くなかったように感じます。

 

 

カバザシアンウオノラゴンf:id:pokeroller:20180629222110p:plainf:id:pokeroller:20210829151910g:plainf:id:pokeroller:20210829152734g:plain

対黒バドレックスでメインとなる選出。襷持ちの黒バドの個体数が増えていたためカバの砂やステロでそれを潰し、カバとザシアンで荒らして最終的にウオノラゴンで〆を狙います。

初手で出し負けても問題ないときは積極的にウオノラゴンを初手に置いていました。バドレックスとうまく対面できた場合は先述の通り鉢巻エラ噛みの圧力で交代されることは少ないため、そこで黒バドを処理できれば有利な展開をつくることができます。

 

 

ラティザシアンウオノラゴンf:id:pokeroller:20210829151517p:plainf:id:pokeroller:20210829151910g:plainf:id:pokeroller:20210829152734g:plain

主にカイオーガ入りへの選出。共にオーガ軸に刺さりやすいラティオスとウオノラゴンを選出し、状況に応じてどちらかによる崩しを狙っていきます。ラティオスは基本的にカイオーガに対面で勝つことはできませんが、ウオノラゴンがオーガへの後出しを成立させ、そこから崩していくことができます。

レジエレキがいる場合はラティオスカバルドンになったり、ナットレイなどが重いと感じた場合はラティオスをサンダーにしたりすることもありますが、そのいずれも柔軟な立ち回りをつくることができる選出だと考えています。

 

 

カバラティザシアンf:id:pokeroller:20180629222110p:plainf:id:pokeroller:20210829151517p:plainf:id:pokeroller:20210829151910g:plain

主にムゲンダイナやイベルタルなどの受けに寄った構築と、ジガルデ入りに出していく選出。

対受け回し系については、先述の通り特にダイナ入りについては圧倒的に有利に立つことができ、その点もレートを稼ぐ上では大きかったと感じています。カバの砂でムゲンダイナとラティのS関係を把握できるのもGood。

対ジガルデも基本的には有利だったと思いますが、相手の方のプレイングがうまいと確率勝負には持ち込まれるケースも少なくなかったです。

 

 

カバザシアンサンダーf:id:pokeroller:20180629222110p:plainf:id:pokeroller:20210829151910g:plainf:id:pokeroller:20180830221335p:plain

主にゼルネアスなどの壁構築や、レシラム入りなどに対して出していく選出。壁構築についてはカバやサンダーの対面操作で起点を回避しつつ最終的にはザシアンで相手を倒す展開を作ることを狙いますが、その際にメタモンがいた場合は、先述のようにザシアンをコピーされてもサンダーに2回触れさせて静電気で51%で麻痺を引くことで止めると割り切っていました。

相手の構築に、ウルガモスなどエースバーンで上から殴ったほうがストップしやすいポケモンがいた場合はエースバーンを出したり、壁+ガモス+ビルドランドのような構築にはウオノラゴンを出したりすることもありました。

 

 

 

 

 

f:id:pokeroller:20180629234846p:plain 結果

 

TN ダイヤ 最終17位 最終レート2142

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タイトルにもなっているように本構築は命中不安技を多数採用しており、どうしてもポケモンの機嫌が勝敗に影響してしまう部分があります。
ただその中でも、最終2ページ目に残れたり、最終日深夜に2ロム1桁にタッチできたりしたので、新環境開始直後の構築としてはそこそこ綺麗にまとめられたのかなーとも思います。

 

 

来期以降はやるかもしれませんしやらないかもしれませんが、もし潜ることになったらまたよろしくお願いいたします。

最後までお読みいただきありがとうございました。