【簡易記事】S35使用構築 - 慎重ザシアン + ゴツメランド
シーズン 35 ならびに剣盾ランクマお疲れさまでした。
特に結果は出てないんですが、個人的に好みの構築が組めたので忘れないように簡易的に記事を書いておきます。
慎重ザシアン + ゴツメランドの展開
本環境は個々のポケモンのパワーがあまりにも高く、あまり考えずに強いポケモン (使用率の高いポケモン) で固めた構築を作ると、初手で出し勝ったら勝ち、出し負けたら負けみたいなじゃんけん構築になることが危惧されました。それを避け、相手の初手を見てからそれに対応してテンポを取っていくことを目指したのがこの展開です。
HD に大きく割いたザシアンが初手で出し負ける相手のザシアン・マーシャドー・グラードンに対してこちらのゴツメランド後投げがしやすく、そこから蜻蛉帰りによる対面操作などで数的不利を取らないまま一度でもはっきりした有利対面を作れれば、そのまま有利な展開に持ち込めるのではないかと考えました。
対面性能を備えた崩し枠
初手投げしやすいポケモン + 耐久ランドの並びは古来からあり、そのラスト 1 枠は相手のサイクルを崩すことに重きを置いた場合が多いですが、現環境はサイクルに寄った構築は必ずしも多くないため、崩しというよりはザシアンと異なる範囲に有利対面を取りやすいポケモン、という観点で考察しました (とはいえ本記事では便宜的に "崩し枠" と呼ぶことにします)。
ザシアン + ランドと一緒に選出する場合はほぼ必ずこの枠のポケモンにダイマックスを割くことになるため、技構成などはそれを意識して決定しました。
vs ルギア入り
軸であるザシアン + ランドは相手のルギアに弱いですが、ゼクロムを入れて解決、とするのはあまり使用感がよくなかったので、ルギアに刺さりやすいステロを絡めた別展開を考えることにしました。
様々なステロ撒きポケモンの中で、ルギアを誘いつつ電磁波による運ゲを許さず、不意の身代わりなどにもある程度の耐性があるという点で前回の記事でも紹介した脱出パックグラードンが適任と考えたので、今回も採用しました。
例えば初手でディアルガと対面して地震にルギアを後投げされた場合、ステロ→オバヒ脱出→最速イベルタルで身代わり、と動くことで、環境に少ないと考えていた最速イベルタルよりも速いルギアによる電磁波を除いて、麻痺運ゲを完全に拒否しつつ有利展開を作ることができます。ルギアにダイジェットは打ちにくいことから身代わりのタイミングで悪技読みザシアン引きをされることも想定されますが、そのときグラードンの晴れが残っているのがおしゃれポイントで、身代わりを盾にザシアンに晴れ熱風を当てることでステロも合わせて H 振り程度までのザシアンは落とすことができます。
vs 電磁波
現環境は電磁波があまりにも多いため、完全な対策は難しいとしてもある程度構築段階で対応を準備しておく必要があると考えました。
今回はまず、表選出と裏選出それぞれで中核を担う役回りとして電磁波を通さないランドとグラードンを採用しました。電磁波を積極的に打つポケモンは耐久にかなり大きく割いている場合も多く、そのような相手に対しては明確な役割関係がなくても一度様子見でランドやグラードンを後出し、電磁波を一貫させない状態で裏の崩し枠に引く所謂 "三角交換" の動きが有効に働く場合もありました。
また、現環境で電磁波を採用するポケモンの多くは最速イベルタルよりも遅いと感じたため、最速イベルタルによる身代わりも電磁波対策の一環としました。イベルタルは非常に圧力の高いポケモンであることから 1 ターンのアドが大きく、電磁波を身代わりで透かせた場合はそのまま一気に有利展開にもって行ける可能性がありました。
ラスト 1 枠に求められること
ここまでの 5 体を踏まえ、ラスト 1 枠には以下の条件をなるべく満たしたポケモンを探すことにしました。
・ホウオウナットを崩せそう
・初手で火力 UP アイテムを持ったオーガを出さないでほしい (初手ダイマ構築にはなるべくオーガじゃない方を出してほしい) ので、見せ合いで躊躇させそう
・A 特化ザシアンもなるべく初手に投げないでほしいので、見せ合いで躊躇させそう
・少なくともザシアン + ランドとグラードン展開の片方とは強い選出が組める (これが一番大事)
私の考察した範囲ではこれを最も満たせそうなのがディアルガだったので、今回はディアルガを採用しました。マーシャドーなども採用候補かなと思いましたが、この枠は総じて考察不足なのでもう少しベストなポケモン・型がありそうです。
今回は簡易記事ということでこのくらいで筆を置こうと思います。
対戦をどれくらいやるかはわかりませんがひとまず SV も買おうと思うので、引き続き仲良くしてもらえたら嬉しいです。